「ロード・オブ・ザ・リング::力の指輪」は映画「ロードオブザリング」「ホビット」より数千年前の出来事を描いた物語でAmazonが莫大な予算を投じて作られたオリジナルのドラマシリーズです。
「ロードオブザリング」の冒頭で語られていた太陽の第二紀にあった主要な出来事、指輪の起源・サウロンの台頭・ヌーメノールの盛衰そしてそして最後の戦いが描かれる予定です。
今回はそんな力の指輪の見どころを解説していきます。
見どころ
ノーリと謎の老人
ノーリの本名はエラノール。ロードオブザリングの最後に出てくるサムの娘の名前と同じです。
彼女はハーフットというホビットの祖先にあたる種族です。
ホビットたちはやがてホビット庄という場所に定住することになりますが、現在はまだ安住の地を探して放浪の旅の途中です。
彼女のパートでは、旅のさなか空から落ちてきた不思議な力を持つ老人と出会うことになる未知との遭遇が描かれます。
ガンダルフと共通点が多いように見える老人ですが、言葉をしゃべれないので正体はまだ不明。
原作ではガンダルフは太陽の第三紀に登場するため、ドラマではどのように描かれるのか(そもそも本当にガンダルフなのか)が見どころです。
エルフのアロンディル
かつての戦争で人間たちはモルゴスやサウロンの支配下にあったため、シルヴァンエルフの彼は南方国で人間を監視する任務についていました。
エルフの王の終戦宣言によって部隊は解散となりますが、人間の女性(ブロンウィン)に恋をした彼は南方国に残る選択をします。
南方国はやがてサウロンの本拠地であるモルドールが建設されるため、戦いはとても激しいことになると予想されます。
また、人間とエルフの恋は成就しないとの通説があるためブロンウィンとのロマンスも気になるところです。
指輪が作られるまでのストーリー
「ロードオブザリング」ではひとつの指輪を巡った冒険が描かれましたが、実はタイトルにもあるように指輪はひとつだけではありません。
サウロンの一つの指輪だけではなく、エルフが3個・ドワーフが7個・人間が9個そしてサウロンが1個所持しています。
今作ではそれらがなぜ、どんな経緯で創られることになったのか指輪の起源が描かれることでしょう。
作成はエルロンドと細工師のケレブリンボールが中心となって動きますが、ドラマを見る限りドワーフのドゥリン王子も大きく関わってくると思われます。
エルフとドワーフは仲が悪いのですが、種族の垣根を越えて協力し指輪を作っていく様も見どころのひとつです。
サウロンの暗躍
映画では既に肉体が消滅し、燃える瞳や甲冑姿のサウロンでしたが、力の指輪の時代では美しい姿で指輪作成のため暗躍したと言われています。
ドラマではそんな彼の素顔が描かれるかもしれません。
圧倒的な映像美
「ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪」の製作費は4億6,500万ドル。日本円にして約595億円の巨額の予算が投じられています。
シーズン1は全8話なので1話あたり約5812万ドル、約74.3億円使われてる計算になります。
シーズン1だけで映画版3部作の2倍に相当する破格の予算規模で、Amazonがどれだけこの作品に力を入れているかがわかります。
お金を使ったからいい作品が出来上がるとは限りませんが、本作で描かれる中つ国の壮大な風景や大迫力の戦闘シーン等の圧倒的映像美はそれだけでも見る価値があります。
映画版との繋がり
映画版とドラマ版では時間軸が大きく異なりますが、原作者が同じなので様々な人物や土地・先祖にあたるキャラクター等の共通点があります。
そんな両者のつながりを解説してみたので気になる方は下記の記事を参照してみてください。
最後に
原作には年表に数行しか書かれていない出来事がドラマでは詳しく描かれ、多くのオリジナルキャラクターが原作の設定と世界観に基づきながら、独自のストーリーを展開していくため、原作ファンや初めて「指輪物語」シリーズを見る方にもおすすめの作品です。
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