ホカオネオネ クリフトン9をレビュー サイズ感や前作との違いを解説

シューズ

ファッション性も高く人気のシューズブランド「ホカ オネオネ 」

その中でもランニングシューズとしては、一番人気があり、一番シリーズ化されているのが今回購入した「クリフトン」シリーズです。

今回はそんなクリフトンの特徴や使われている技術やサイズ感・前作との違いや普段履きできるかどうかなどについて解説していきます。

HOKA ONE ONEとは

https://www.hoka.com/jp/

ホカオネオネ (HOKA ONE ONE)2010年に2人のランナー、ニコラ・ミュオンとジャン=リュック・デュロワールによって創業されたシューズブランドです。

一目でわかる極厚のアウトソールが特徴で、軽量でクッション性に富んだシューズを数多く発売しています。

もともとはトレイルランの際に膝の負担を軽減するために開発され、凸凹とした不整地でもしっかりとグリップ力を発揮し、着地の衝撃を和らげることができます。

HOKA ONE ONEってどういう意味?

https://www.hoka.com/jp/

ブランド名の「HOKA ONE ONE」はニュージーランドの先住民族であるマオリ族の言葉で、「地上に舞い降りる時」という意味。

創業者たちがニュージーランドを旅した際に、山頂で現地ランナーから掛けられた言葉「今こそ、ホカ・オネ・オネだ」というのがもとになっており、ブランドコンセプトである「Time To Fly」にも通じている言葉です。

クリフトン9とは

ホカオネオネのシューズは高いクッション性と反発力を両立させながらも軽量で、足への負担を軽減し、快適なランニング体験を提供することで知られています。

その中でもクリフトンはホカオネオネらしい分厚いソールを持ちつつも、軽量性などにもついて考慮されたバランスの良いシューズです。

長距離ランニングやトレーニングに適しており、ホカ自体がもともとトレイルランニング用シューズのブランドということもあり、固い路面やゴツゴツとした不整地等でもその機能を十全に発揮します。

クリフトン9の特徴

ホカらしい分厚いソール!

ミッドソールはクッション性能に優れたEVAミッドソールを採用。

ただホカオネオネのシューズにしてはやや硬めの印象があります。

歴代のクリフトンシリーズの中にも、柔らかすぎると安定性に欠けてしまうため、ある程度の硬さを持たせたものもありました。

しかしクリフトン9は、中にカーボンが入っているかと思えるほど剛性が高くなっています。

手に持って曲げてみた感触も、ボンダイ8は分厚くマシュマロのような柔らかさがありましたが、クリフトン9は弾力性はあるもののふわふわした感じはなく柔らかいマットのような感触です。

アウトソールは「Durabrasion ラバー™」によりクッション性を向上させ耐久性にも優れています。

ホカオネオネのシューズはソールが厚い分耐久性も高く、長い間シューズを使い続けることができます。

実際に私がホカオネオネのシューズを履いて、400kmほど走りましたがソールやクッション性が擦り減っているという印象はありません。

ピンととがったかかと部分

かかとのY字部分とつま先の⊿部分には反射素材が使われているので、夜間も安心して使用することができます。

また、ピンととがったかかと部分はヒールカップのような役割を果たし、フィット感を増しかかとのぐらつきを抑えることができます。

これにより走行に安定感が生まれるので、初心者や長距離ランナーなどにはうれしい機能です。

ボンダイとの違い

ホカにはクリフトンの他にもボンダイというブランドを代表するシューズが存在します。

ボンダイ→ホカの中でも一番のソールの厚さとクッション性を誇る

クリフトン→ホカらしいクッション性を維持しつつも軽量性にも配慮された製品。

クリフトンの方が軽く全体的にシューズとしてのバランスが取れているイメージです。

クッション性はボンダイの方が高いですが、完走ではなくある程度のタイムを目標とするのであればクリフトンの方がおすすめです。

クリフトン8との違い

クリフトン8との違い

✔ 進化したアッパー素材
✔ 厚くなったミッドソール
✔ 安定性が上がったアウトソール
✔ クッション性を抑え反発力をアップ
✔ アップデートがあるのに軽量化に成功

前作クリフトン8よりもミッドソールが3㎜厚くなってクッション性を高めたのに加え、アウトソールが広くなって安定性もアップ。

それでいて重量は約10g軽くなっているという、驚異的なアップデートが図られています。

8の弱点だったアウターソールも改善されており、黒いラバーが追加され安定性を向上させるとともにソールの減りも対策されています。

ホカオネオネ特有のマシュマロの様なクッション性は、柔らかさこそ控えめになりましたが、それでも一般的なランニングシューズと比べると十分高いレベルにあるといえます。

アッパーはエンジニアードメッシュから通気性の高いエンジニアードニットに変更。

厚みのあるシュータンとともにしっかりと足を包み込み、シューレースとアッパーと一体化させることでホールド感を高めています。

クリフトン9の重量

クリフトン9の重さは248g(メンズ27.0cm)とまずまずといったところですが、これだけ分厚くボリュームのあるソールを搭載しているのであれば驚異的といえるでしょう。

以前レビューしたボンダイ 8(27cm)は、クッション性がありながらも、重量約300gとランニングシューズとしては若干重めであったので差別化が図られています。

個人的な感想としてはジョギングや長距離ランニングなどキロ5分~4分半以上のタイムを目指すのであればクリフトンの方がおすすめです。

クリフトン9のサイズ感

ワイドサイズにも対応

通常モデルは少し細めではありますが、そこまで違和感があるわけではないので、普通の人なら普段と同じサイズ選びで問題ないと思います。

ただ私の様に飛びぬけて幅が広い場合は、ワイドモデルも展開されているため、より快適性を求める方はこちらを選びジャストサイズのものを購入するとよいでしょう。

ご参考までに私の使っているシューズのサイズをご紹介します。

足のタイプ:幅広甲高

・Hoka One One Clifton 9      27cm(ワイドモデル26.5cm)
・Hoka One One BONDI 8       27cm(ワイドモデル26.5cm)
・On Cloud Monster          26.5cm
・On Cloud Stratus           26.5cm
・On Cloud Ace            26.5cm
・Keen UNEEK            27.0cm
・MERRELL JungleMock       26.5cm 2E

実際に履いてみた感想

クリフトンシリーズの中でも特に剛性が高いように感じます。

他のホカオネオネのシューズの様なマシュマロクッションをイメージしていると違和感があるかもしれません。

ボンダイと比べると反発力を強く感じ、着地の衝撃をしっかりと吸収し足の負担を軽減してくれます。

タイムを競うよりは、長距離を走るトレーニングやロングラン・LSD等に適したイメージです。

普段使いにおいても、軽量性とクッション性の高さから足の負担が少なく快適に使用することができます。

ボンダイであった足裏の感覚が少し鈍くなるといったこともないので、運転など繊細な動作が要求される作業も何ら問題ありません。

他ブランドのランニングシューズからの履き替えもスムーズにいくでしょう。

普段使いできる?

ホカオネオネのシューズは機能性だけでなく、デザインにも力を入れています。

カラフルでスポーティなデザインなものが多く、普段使いに向いてないかと思われがちですが、今回購入したようなシンプルなデザインもラインナップにあるため、ランニングシューズの快適感をそのまま日常にも取り入れることが可能です。

特に黒一色のシューズは様々なコーディネイトに対応しやすいので、カジュアルなスタイルにもマッチし普段使いにも最適です。

最後に

クリフトン9はホカらしいクッション性を保ちつつ軽量といった特長が見事に融合し、ランナーに快適性とパフォーマンスを提供します。

この一足で、新たなランニングの境地に挑戦し、未知の領域へ踏み出すことができるでしょう。

最新のテクノロジーが詰まったクリフトン9で、ランニングをもっと自由で楽しいものにしましょう!

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