あらすじ
7/29よりAmazon Prime Videoで独占配信が開始された、ローランド・エメリッヒ監督最新作「ムーンフォール」。
謎の力によって月が本来の周回軌道から外れ、あと数週間で地球に堕ちてくるという未曽有の危機に立ち向かうため、NASA副長官のジョー・ファウラー、一流の宇宙飛行士だったブライアン・ハーパー、巨大構造物学博士を自称するKC・ハウスマンの3人が立ち上がり、ミッションのために月へ向う。
地球が様々な災害に襲われる中、3人の活躍と残された家族のサバイバルを描いたSFディザスタームービーです。
見どころ
監督は「ハリウッドの破壊王」
本作の監督を務めるのは「ハリウッドの破壊王」の別名を持つローランド・エメリッヒ。
「インディペンデンス・デイ」シリーズや「デイ・アフター・トゥモロウ」等のディザスター映画で知られたパニック映画の第一人者であり、SFやアクション等の娯楽色の強い作品を多く発表しています。
豪華な出演俳優たち
パトリック・ウィルソン
「死霊館」シリーズ等でも主演を務め、今作では月が地球に落ちてくるのを防ぐために重大なミッションに挑む父親を演じています。
以前ターミナルリストで紹介したクリス・プラットに似ているということでも話題になりました。
確かに目を細めたときや鼻立ち・顎がしっかりとしているところなどが似ているようにもみえます。
何度も悪魔と戦っていたり大統領をやっていたりするからでしょうか。彼はやはり頼りがいのある漢を演じるのがうまいですね。
ハル・ベリー
X-MENのストーム役などで知られ、007ではボンドガールを演じたこともある彼女。今作では、NASAの幹部の元宇宙飛行士で、幼い息子を地球に残しながらも不可能なミッションに挑む母親を演じました。
個人的には「ジョンウィック パラベラム」で演じた怒れる元殺し屋のイメージが新しかったため、彼女の演技の幅には驚くばかりです。
ジョン・ブラッドリー
「ゲーム・オブ・スローンズ」ではジョン・スノウの親友・サムを演じた彼。今作では自称巨大構造物学博士の陰謀論者を演じています。
主人公の親友という役柄を演じることが多い彼ですが、今作では誰よりも早く月の異変に気付き、クライマックスでも重要な役割を果たす役柄を演じました。
彼が演じるユーモアのあるキャラクターがいることによって、緊迫した物語の中でも癒しが生まれますよね。
彼にも似た俳優がおり、私は予告編を流し見していた際にハーレイ・ジョエル・オスメント(シックスセンス、AI等で知られる元子役)と間違えていました。
その他にも「ナルコス」では主演を務め、「アントマン」シリーズなど数々の映画でも欠かせないマイケル・ペーニャや、「ハンガー・ゲーム」等に出演し、「24」主演のキーファー・サザーランドの父としても有名なドナルド・サザーランドら豪華俳優陣が物語を彩ります。
感想
エメリッヒ監督が「月は自然にできた天体ではなく、巨大な人工物である」という陰謀論にインスパイアされてできた本作。
月が落ちてくるというあり得ない展開をNASAの全面協力のもと圧倒的なスケール感で描いており、緻密なCG描写で描かれる映像美を楽しめる2時間でした。
さすが1億4000万ドル(=約188億円)という巨額の予算が組まれただけあります。
監督の作品に共通するテーマである、ただただ災害から逃げ惑うだけではなく、驚天動地の展開に翻弄されながらも生き抜こうと奮闘する家族の絆を描いた良作でした。
「ムーンフォール」は7月29日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信されています。
→「ムーンフォール」をみる
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