「ロードオブザリング：力の指輪」は多くのアカデミー賞を受賞し2000年代を代表する映画「ロードオブザリング」三部作の数千年前の出来事を描いたAmazonのオリジナルドラマです。
時間軸が大きく異なる作品たちですが、原作者が同じなので両者には様々なつながりがあります。
今回はそんな映画版とドラマに共通する人物や土地・先祖にあたるキャラクター等を解説していきます。
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時系列
2つの木の時代 ２つの木が輝いていた平和な時代
太陽の第一紀 約600年間続く。モルゴスとの戦いがあった争いの時代。
太陽の第二紀 ドラマ力の指輪はここ。3441年間続く。
太陽の第三紀 映画「ホビット」・「ロードオブザリング」はここ！ 3021年間続く。
太陽の第四紀 人間が栄え現代に繋がる
別世界の出来事を描いた物語と思われやすいですが、著者のトールキン曰く6000～7000年前の空想上の地球を舞台としており、ヨーロッパと共通する点がいくつかあります。
映画との繋がり
ドラマの舞台は太陽の第二紀であり、映画は太陽の第三紀が舞台になっているため、不死であるエルフ以外はご先祖、もしくは映画冒頭に登場したキャラクターのみのつながりになっています。
ーネタバレ注意ー
前作にも出ていたキャラクター
ガラドリエル
ロードオブザリングでは主人公フロドに助言するロスロリアンの森の奥方として登場しました。
ロードオブザリングよりはるか昔を舞台とする今作では、まだ位の高い貴婦人というより勇猛果敢なエルフの戦士として描かれています。
エルロンド
ロードオブザリングではフロドを治療した裂け谷の領主として登場していました。
エルフには不老不死という特性があり、外見からはわかりづらいですが、２つの木の時代に生まれたガラドリエルと太陽の第一紀に生まれたエルロンドには2000年ほどの年の差があります。
今作ではガラドリエルとは友人という間柄ですが、将来彼女の娘と結婚し義理の息子になります。
また、彼の娘アルウェンは「ロードオブザリング」でアラゴルンと結婚することになります。
前作のキャラクターの祖先にあたる人物
ドゥリン王子
長髭族の王子の為、「ホビット」のトーリン・オーケンシールドの祖先にあたります。
エレンディル・イシルドゥア
エルロンドにはエルロスという双子の兄弟がおり、彼はエルロンドと同じハーフエルフですが、人間と共に生きることを選びヌーメノール最初の王となりました。
エレンディルやイシルドゥアがその末裔にあたり、アラゴルンはさらにその末裔にあたります。
エアレンディル（エルロンドの父）と混同しやすいので注意。
共通する土地
カザド＝ドゥーム
「力の指輪」時代にドワーフたちが住む場所。
ミスリルの鉱脈があり、さらにその下にはバルログが眠っている描写がありました。
「ロードオブザリング」ではモリアと呼ばれ廃墟になっており、ガンダルフがバルログと対峙し奈落へと落ちた場所です。
ヴァリノール
アマンにあるヴァラールの国。ヴァラール、マイアールという神や精霊のようなものやエルフたちが住んでいるところです。
住んでいる者たちがみな永遠の命を持つ者であるため、「不死の国」と呼ばれます。
ガラドリエルたちエルフはもともとここに住んでおり、シルマリルを奪ったモルゴスを追って中つ国にやってきました。
「ロードオブザリング」では最後にフロドたちが船で旅立った場所です。
ゴンドール
イシルドゥアがやがて建国することになる南方王国。
「ロードオブザリング」の時代では、エレンディルの家系が絶えてしまった為、執政制度を行うようになった国です。
モルドールと地理的に近い為、争いが絶えません。
城郭都市ミナス・ティリスにはヌーメノールにもあった白い木が植えられています。
オロドルイン
アダルが噴火させた火山でサウロンによって一つの指輪が作られることになる場所。
滅びの山とも呼ばれ、フロドたちの旅の目的地でもあります。
バラド・ドゥーア
「力の指輪」時点ではまだありませんが、サウロンによってモルドールに築かれる中つ国最大の塔。
「ロードオブザリング」では頂上に燃え盛るサウロンの目が特徴的でした。
全くの余談ではありますが、アフリカのモロッコにAl Noor Towerというよく似たビルが建造される予定であったがキャンセルされました。
悪は栄えないということですかね。（それにしてもなぜアルノール…）
→「ロードオブザリング：力の指輪」を見直す
シーズン2はいつ？
10月14日にシーズン1の最終話が配信され、はやくもシーズン2の配信が望まれていますが、続編の公開はいったいいつになるのでしょうか。
そんなシーズン2の配信時期やシーズン１で残された伏線について解説したので、気になる方は下記の記事をご参照ください。
映画版を見直すならエクステンデッドエディションがおすすめ
「ロードオブザリング」シリーズを見直すなら、劇場版に加えて多くの未公開シーンを加えて再編集したエクステンデッドエディションがおすすめです。
追加シーンの合計はなんと２時間近くになり、これだけで映画１本分近くの長さになります。
原作を忠実に再現するとどうしても上映時間に収まらないので監督が泣く泣く削ったシーンや、広大なストーリーを補完し、登場人物の内面を掘り下げたシーン等が追加されており、より一層「指輪物語」を楽しむことができます。
追加シーンの詳細は下記の記事を参考にしてみてください。
動画配信サービスでは通常版しか見れないので、エクステンデッドエディション版を見るにはPrimeVideoなどでの購入をお勧めします。
→「ロードオブザリング：エクステンデッドエディション」をみる
また、指輪物語の沼にはまってしまった方々にはメイキング映像などが収録され、重厚な装丁で所有欲が満たせるDVD・Blu-rayBOXがおすすめです。
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