アディゼロ　ボストン12をレビュー　重さやサイズ感を解説

上級者向けのレーシングモデルから、初心者向けのトレーニングモデルまで、豊富なラインナップを揃えるアディゼロ シリーズ。

そんなシリーズから、フルモデルチェンジされ「ADIZERO BOSTON 12（アディゼロ ボストン12）」が登場しました。

今回はそんなボストン12の特徴や使われている技術、サイズ感や履いてみた感想について解説していきます。

アディゼロ　ボストン12とは

アディゼロ　ボストン12は2023年6月にリリースされた、中・長距離向けのハイパフォーマンスシューズです。

ボストン 11からより高速走行できるよう進化しており、前作に引き続き2層のミッドソールやグラスファイバー性のロッドを採用することにより、反発力を生かしながらレースやトレーニングで自己ベストを引き出せるシューズに仕上がっています。

特徴

２層重ねのミッドソール

上部「LIGHTSTRIKE PRO」
下部「LIGHTSTRIKE 2.0」

ミッドソールには２種類の素材を組み合わせることで、ランナーの足を支えます。

上部には低密度高反発素材を使用し、軽量性と弾力性を高めた「LIGHT STRIKE PRO」を採用。

下部には耐久性と安定性を併せた「LIGHT STRIKE 2.0」を配置することで、着地から蹴り出しまでの一連の動きをサポートします。

グラスファイバー製ロッドを搭載！

ミッドソールにはグラスファイバーを用いた5本のバー「ENERGYRODS 2.0」が内蔵されており、かかとからつま先まですぐれた重心移動を実現。

エネルギーロスを軽減し、力強い推進力を生み出します。

コンチネンタルラバーを採用！

アウトソールには、F1等で有名なコンチネンタル社の「コンチネンタルラバー」を使用。

特にアスファルトやコンクリートといった舗装路でその性能を発揮し、優れたグリップ性と耐摩耗性を兼ね備えています。

ボストン12のサイズ感

最初はドイツ発祥のスポーツブランドということもあり、幅広甲高な私にとって少し足型に不安感がありました。

しかし、「アディゼロ」シリーズは日本人ランナーに最高のフィット感を提供すべく、0.01mm単位までこだわり生み出されたシューズなので、そのような心配は無用でした。

日本人の足にもしっかりとフィットするのでジャストサイズの購入で問題ないと思います。

ご参考までに私の使っているシューズのサイズをご紹介します。

実際に履いてみた感想

立ったままの状態でもミッドソールのふかふかとした独特の浮遊感としっかりとした反発力を感じることができます。

走ってみるとスムーズにペースを上げることができ、他のシューズよりも小さい力で進むことができます。

ボストン11よりも反発性が大幅に向上し、レースにも対応できるようになりました。

これまではトレーニングシューズとしての側面が強い印象がありましたが、サブ3.5程度までなら十分にレースで通用するシューズに進化しました。

また、シューズとしての汎用性が高いことも特徴のひとつで、レースでも使える力強い推進力を持ちながら、ジョギングなどのスローペースでも安定性を失いません。

走力問わずオススメしたいシューズです。

最後に

ボストン12は厚底でありながらも抜群の安定力を持つ、トレーニングだけでなくレースにも対応できる力を持ったシューズです。

中・長距離のトレーニングに最適で、サブ3.5～4を目指すレース用としても使うことができます。

足をしっかりと保護し、ペースを上げていきたい中級者ランナーにオススメのシューズです。