約束の時間が迫っているにもかかわらず、電子機器の充電を忘れてしまっていた。ちょっとした隙間時間でもしっかりと充電したい。そんなときに役に立つのが、急速充電対応の充電器です。
通常のものと比べて何倍ものスピードで充電を終えることができます。今回はそんな急速充電について解説していきます。
急速充電とは
急速充電とは供給電力を多くすることで充電をスピードアップさせ、充電時間を短縮する技術です。短い時間でバッテリーを充電できるので、ちょっとしたタイミングでもしっかりと充電が行えます。
急速充電に明確な定義がないため、急速充電対応と書かれた商品でも、規格やデバイスによって仕様が異なります。そのため、自身のデバイスに対応している充電器・ケーブルを選ぶ必要があります。
iPhoneの場合:iPhone(8以降)+USB-C to Lightningケーブル+20W相当の急速充電器
Androidの場合:Android+USB Type-C ケーブル+20W相当の急速充電器
最近のiPhoneには充電器が付属せず別途購入する必要があるため、目安として20W以上の急速充電に対応した充電アダプターの購入をお勧めします。
ワイヤレスで急速充電を行いたい場合は、iPhone12以降のモデルであればMagSafeを利用することもできます。MagSafeについては下記の記事を参照してください。
急速充電の注意点
急速充電器を使用する際は出力に対応した充電器とケーブル、そしてデバイスのすべてが対応していることが必要です。1つでも対応していないと、急速充電できないため注意が必要です。
また、急速充電だからといって0%→100%まで急速充電できるわけではありません。大体80%以降からはバッテリー保護のため、デバイス側で電流を抑える仕組みがあるためです。そのため、80%くらいまでは急速で充電されますが、80%→100%からは充電スピードが落ちてしまいます。
購入前に確認すること
差し込み口の数
差し込み口(ポート)が複数ある急速充電器を選べば、1つのコンセントから1度に充電できる端末の数を増やすことができます。その際は最大ワット数も考慮する必要があります。
ワット数
充電器のワット数は出力される電気エネルギーの量を示し、数字が大きければ大きいほど早く充電できます。ポートが分かれている場合、ワット数は合計で考えないといけません。
例えば30Wの時1ポートに20Wの電気を使用すると、もう一方は10Wの電力供給になります。
また、20Wの電力まで対応したスマホに、20Wを超える充電器を使っても20Wの速度でしか充電できません。
サイズ
高出力の充電器で差し込み口の多いタイプは大型になりがちです。急速充電器にも様々な形状があるので、電源付近やデスク回りのスペースを確認し、適した物をお選びください。
最後に
急速充電器は、忙しい現代人にぴったりの時短アイテムです。付属品や買い替えることで対応可能なものが多いのでぜひとも試してみてください。
コメント