出先で急な雨に降られ、慌てて傘を買ったのに強風ですぐに壊れてしまった。
そんな経験はないでしょうか。梅雨の時期が近付いてきた今、私の様な不幸な体験をしない為に、今回は自身に合った傘の選び方と男性におすすめの傘をご紹介します。
傘の選び方
サイズで選ぶ
傘は自分の体格に合ったサイズを選ぶことが重要です。
大きいほど濡れづらくなりますが大きすぎても邪魔です。
直径から選ぶ
多くの傘は、65cm・70cm・80cmといったサイズが記載されていますが、これは親骨の長さを示しています。
親骨とは生地の縫いに添う主要な骨の長さです。同じ長さでも骨の数や形状(張り方)によってサイズ感が異なるので、サイズは傘の直径で選んだ方が良いです。
全長から選ぶ
持ちやすさを重視するなら、傘の全長は短いほうが良いです。
長すぎると先端が地面に当たってしまうため、腕を曲げて持つ必要があり不便です。
全長90cm以下を目安に長すぎないものを選ぶのがおすすめです。
撥水性で選ぶ
撥水性の高さは傘の使用感に大きくかかわってきます。
高いものならば軽く振るだけで水滴を落とせるため、乗車時や建物に入る際に便利です。
重量で選ぶ
同じ傘といっても軽いものと重いものでは2倍近く重量差があるものがあります。
梅雨の時期は1日中雨の日も多く、長時間傘を持つこともあります。軽い傘であればそのときの負担も小さくて済みます。
通勤・通学時間が長い人は、婦人用であれば300g~500g、紳士用であれば400g~600gを目安にできるだけ軽いものを選ぶのがおすすめです。
骨の素材で選ぶ
傘の骨は、重量に最も大きく関わるパーツです。
傘の骨の素材は、主にアルミ、スチール、グラスファイバー、カーボンの4種類です。
アルミ 軽量だが耐久性に劣る
スチール 重量があるものの耐久性は高い
ファイバー しなりに強く軽量で耐久性にも優れている
(グラス・カーボン)
骨の本数で選ぶ
骨の本数は傘の重量と耐久性に大きくかかわってきます。
数が多いほど頑丈になり、強風にあおられても安定感があり、傘がひっくり返りにくくなるメリットがあります。
一般的な本数は8本ですが、最大で24本のものもあります。
ただし、骨が多いほど重たくたるので、素材等を工夫して重量とのバランスもとるようにしましょう。
操作性で選ぶ
開閉のスムーズさは開閉方式と留め具によって異なります。
開閉方式にはジャンプ式と手開き式、留め具はボタンとマジックテープのそれぞれ2種類あります。
開閉方式から選ぶ
ジャンプ式はボタンを押すだけなので片手で操作でき、手がふさがっている時や使いたい時スムーズに開くことができます。
手開き式は両手を使って開閉するタイプで、開く速度を調節できるので人の多い場所でも水滴が飛び散りません。また、構造が単純なため故障しにくいのも魅力です。職人が作るブランド品などに多く使用されるタイプです。
留め具から選ぶ
マジックテープ式はボタン式より楽で開閉ががスムーズです。
ただし、使っているうちに摩耗し粘着力が弱まり外れやすくなることがあります。
ボタン式は、閉じる際に手間がかかる分しっかりと留めることができ、マジックテープ式よりも耐久性が高いです。
なぜビニール傘ではいけないのか
身も蓋もない話ですが、雨が降った際に間に合わせで傘を買うことはあまりお勧めできません。
絶対必要な物なのに選べる選択肢が限られ、多少割高でも買うしかないからです。
コンビニなどで買えるビニール傘は安価で入手性が高いですが、壊れやすかったり、間違えて持っていかれてしまったり、そもそも売り切れてしまっている場合もあります。
そのため、傘はあらかじめ自分で選んだものを用意しておくことがおすすめです。
耐久性が高いものを選ぶ事ができますし、デザインも好みのものにでき愛着が湧くので長く使用できます。
安物を定期的に買い替えるより経済的ですね。
最後に
素材や品質にこだわって傘を選べば、雨の日でも快適に過ごすことができます。デザイン性の高いものを選べば、雨の日もおしゃれができるうえ、愛着もわき長期間使用できます。お気に入りのお気に入りの傘を見つけてみてください。
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