イヤホンには大きく分けて有線と無線の製品があります。それぞれのメリットは用途や使用環境によって異なりますが、どちらが自分に合っているのでしょうか。単なるコードの有無だけではない両者の違いを徹底解説していきます。
有線イヤホンのメリット
接続が簡単
有線イヤホンは無線イヤホンと違ってペアリングの手間がありません。PCやスマホ等別の機器を使いたい場合は、イヤホンを差し替えるだけです。
無線イヤホンの設定は難しいものではありませんが、複数の機器で使用する場合はそれぞれペアリングを行う必要があります。
低価格でも高音質
有線であればBluetoothやバッテリーの為のパーツが不要です。その分コストが下がり、同価格帯であれば無線イヤホンと比べるとコストパフォーマンスが高い傾向があります。
また、ワイヤレスでは音声データを圧縮してイヤホンに転送するため、どうしても音質が劣化してしまいます。
しかし、有線の場合はデータを圧縮せずにイヤホンに届けられるため、音声をより忠実に再現することができます。
バッテリー切れの心配がない
Bluetoothを使用しない為、バッテリー切れの心配がありません。長時間使用しても充電を忘れたりしても、使用できなくなるということがありません。
安定性が高い
直接再生機器とつながる為、無線イヤホンに比べて音切れや音の遅延が圧倒的に少ないです。
接続が安定しているため、動画の視聴やゲーム・通話などを快適に行うことができます。
有線イヤホンのデメリット
コードにより行動が制限される
有線イヤホン一番のデメリットはコードの煩わしさです。十分な長さがないと動作が制限され 移動やスポーツには不向きです。
上手く取りまとめておかないとタッチノイズが発生したり、引っかかってイヤホンが外れてしまったりします。
また、コードが長いと絡まって断線しやすかったり、収納し難いといったデメリットもあります。
イヤホンジャックがついていない機器が増えている
iPhoneでは7以降イヤホンジャックが廃止されています。有線イヤホンを使用する場合、Lightning規格対応のイヤホンや変換ケーブルを別途購入する必要があります。
有線イヤホンが向いている人は、動画の視聴・ゲーム等を音声の遅延なく行いたい人やテレワークなどで長時間イヤホンを使用したりする人です。
コストパフォーマンスもよい為、ハイレゾ対応の再生機器等を持ち音質にこだわる人にもおすすめです。
無線イヤホンのメリット
1.コードレスによって得られる圧倒的解放感
これこそワイヤレスイヤホン最大の利点です。コードがあったことによる行動範囲の狭さ・運動 のし難さから解放されます。タッチノイズ・コードの煩わしさが無くなり、断線等にも無縁です。
体験してしまうともう有線には戻れないほどの快適さで、実際にジムや電車内でイヤホンをしている多くの人がワイヤレスイヤホンを使っているのを見かけます。
再生機器を充電しながら使用できる
イヤホンジャックと充電口が同一の場合、イヤホンや変換アダプタで充電口をふさいでしまうと充電ができません。
無線イヤホンであれば充電しながらイヤホンを使用できます。
再生機器を必ずしも持ち歩く必要がない
市販の有線イヤホンの長さは最大2mほどですが、無線イヤホンだと3~4m程度まで問題なく音が聞こえます。近距離であれば必ずしも再生機器を持ち歩く必要がありません。
無線イヤホンのデメリット
無線通信による音質低下
Bluetoothで無線通信を行うため、有線イヤホンと比べると音質の低下は避けられません。
無線イヤホンで音質にこだわる場合、高音質な音源に対応したハイエンド品を選ぶ必要があります。
充電の必要性
無線通信の為、充電を行う必要があります。本体と付属ケースを合わせた最大再生可能時間を超えて使用することはできません。
接続性
無線で通信する為、人込みや混雑した店舗等の電波状況が悪い場所だと音切れが起きたり、遅延が発生してしまいます。
改善のためにはBluetoothのバージョンを新しいものを選んだり、安定性の高いコーデックに対応したイヤホンを選ぶ必要があります。
失くしやすい
左右それぞれが独立した完全ワイヤレスイヤホンは、ケーブルが一切ない構造であるためほかのイヤホンと比べて落としてしまう可能性が高いです。
これを防ぐためにはイヤーピースのサイズやイヤホンの種類を自分に合ったものにする必要があります。
イヤホンの種類やイヤーピースについての詳細は下記にて行っています。
無線イヤホンが向いている人は、音楽を聴きながら運動や家事をしたりする人 またイヤホンを使用する時間が通勤・通学時等に限られている人です。
結論
いかがでしたでしょうか。無線イヤホンと有線イヤホン両者にメリットがあり、自分に適した物を選ぶことが重要です。
その他イヤーピースの種類やイヤホン固有の機能等については↓にて解説しております。
価格やデザインなどを考慮して、自分に合ったイヤホンを見つけてみてください。
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