【サイズ感はどう?】On クラウドサーファーをレビュー

シューズ

2023年に創業10周年を迎えるOn。

そんな記念すべき年に完全新作として発売されたのが今回紹介する「Cloudsurfer」です。

ソールが斜めに配置されていることなど、真新しいところに目が惹かれますが、いったいどのような性能をしているのでしょうか。

今回はそんなクラウドサーファーの特徴やサイズ感・旧作とどう異なるかなどについて解説していきます。

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クラウドサーファーとは

クラウドサーファーは、Onの人気ランニングシューズシリーズの7代目モデル。

今までのOnのランニングシューズの代名詞でもあった凸凹としたアウトソール「クラウドテック」から、ドミノ状の新ソール技術「クラウドテックフェーズ」を搭載し、波に乗るような滑らかな履き心地を実現しています。

クラウドテック フェーズとは

CloudTec Phaseとは、かかとからつま先まで重心がよりスムーズに移動するよう開発されたOn最新のミッドソールです。

コンピューターによる有限要素解析でCloudパーツがどのように反応するか徹底的にシュミレーションが行われており、従来のCloudTecとは異なりCloudパーツが斜めのドミノ状に配置されています。

これらが着地する際に順番に圧縮され、元に戻ろうとする力により今まで以上のクッション性と波に乗るようなスムーズな重心移動が実現されました。

クラウドサーファーの特徴

刷新されたミッドソール

クラウドサーファーのミッドソールは柔らかく、クッション性が高いことが特徴です。

スピードボードも入っていないため、ぐにゃっと簡単に手で曲げることができます。

その分反発性はやや弱めな印象です。

ソールにはHelion(ヘリオン)と呼ばれる着地の衝撃を和らげるクッション性と力強い反発力を兼ね備えたOn独自開発素材が使われています。

フィット感を高めるシューレース

シューレース周りも独特な形状になっています。

中段は他のシューズと同じように穴を通しますが、つま先と足の甲部分は紐に通す形になっています。

単なるデザインかと思いましたが、使ってみると締め付けの調節がしやすくなっており、フィット感をより高めることができるようになっています。

大幅な軽量化!

重さは実測で223g(27cm)でした。

サイズによって重さは±10g程度変わりますが、以前のモデルが300g前半であったため100g近い大幅な軽量化に成功しました。

Onのシューズの中ではとても軽い部類になります。

重量だけ見れば他のレース用シューズと比べても遜色ありませんが、個人的には柔らかな履き心地になれないため、どちらかといえばクラウド5と同じように普段使いやカジュアルな場面で使うことが多いです。

今までと異なるところ

Cloudsurferは以前のモデルから大幅なアップデートが図られています。

今までのクラウドサーファーとは、全く別のシューズとして考えた方が良いでしょう。

クラウドテックフェーズ搭載

今回のCloudsurferではOn初のミッドソール形状であるCloudtec phaseが搭載されています。

これにより着地が柔らかくなり、その衝撃もドミノ状のミッドソールにより自然と推進力へ変えてくれるので、軽くてスイスイ前に進む感じがあります。

スピードボードは非搭載

これまでのOnシューズは、スピードボードをカーボンプレートの様にしならせ、その反発力で推進力を得るような構造でした。

しかし、今作ではこのスピードボードを非搭載となっており、その分軽量化されソールも柔らかくなりました。

プレートをしならせガンガン進むというより、軽量性とクッション性を武器に波に乗るようスイスイ進むといった印象です。

フラットになったアウトソール

アウトソールにも大幅な変更が見られます。

特徴的であった凹凸感が抑えられ、フラットに近い形状となりました。

これによりOnのランニングシューズで度々あった、ソールの隙間に小石などのゴミが挟まるといったことがなくなりました。

着地も柔らかく地面に吸いつくような感覚があり心地よいです。

履いてみた感想

クラウドテック フェーズを導入したことにより、着地がとても柔らかく足に優しいシューズになりました。

衝撃をしっかりと吸収してくれるので、ソールがぐにゃっとつぶれる感触があり、その力が前に伝わって自然に足が前に出る印象があります。

しかしスピードボードがなくなった分、ガツンとした力強い反発もなくなっており、ガンガン前に進むというよりクッション性と軽量性を武器に自分の力でスイスイと進むイメージです。

レースや大会用といったよりLSDやジョギングシューズといった感じなので、歴代クラウドサーファーと同じく「楽しく走る」用のシューズだといえるでしょう。

従来のOnの様にスピードをガンガン出したい場合は、CloudflowやCloudEchoboomなどのモデルがおすすめです。

クラウドサーファーのサイズ感

クラウドサーファーは、アッパーとシューレースが一体化しているという特殊な構造をしています。

これにより足の甲部分が硬めの作りになっているため、横幅がキツイ感じがしました。

私はいつも通り26.5を購入しましたが、窮屈な感じがしたので同じように幅広の方はワンサイズ上げて購入することをオススメします。

ご参考までに私の使っているシューズのサイズをご紹介します。

足のタイプ:幅広甲高

・オン クラウドサーファー       27.0cm
・オン クラウド5           27.0cm
・オン クラウドエース         26.5cm
・オン クラウドモンスター       26.5cm
・オン クラウドストラトス       26.5cm
・アシックス マジックスピード3    27.0cm
・ホカオネオネ ボンダイ8       27.0cm(ワイドモデル26.5cm)
・ホカオネオネ クリフトン9      27.0cm(ワイドモデル26.5cm)

最後に

進化したクラウドサーファーは様々な箇所にアップデートが見られ、軽くてクッション性が高いことを両立させた革新的なシューズです。

Onの「雲の上の走り」からまるで雲を履いているような感覚へ進化したクラウドサーファーをぜひ試してみてください。

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