[どっちがいい?]ポータブル電源と発電機の違いについて解説

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災害時に停電が発生した際、非常用電源がそなえてあるかは生活の快適さに直結します。非常用電源には大きく分けてポータブル電源と発電機がありますが、両者のうちどちらが良いのでしょうか。

結論:ご家庭で備えるならポータブル電源!

ご家庭に備えるなら間違いなくポータブル電源をお勧めします。

この記事では項目を分けてその理由を詳しく解説していきます。

動力源

そもそも、ポータブル電源とは持ち運び可能な大容量の蓄電池を指し、あらかじめ何らかの方法で充電しておく必要があります。発電機と比べると、家あるACコンセントを使って気軽に充電できる点が魅力です。

発電機その名の通り、燃料さえあれば自ら電気を生み出すことができる装置で充電の必要がありません。

しかし、発電に使用される主な燃料はガソリンの為取り扱いには注意が必要ですし、災害時に可燃性の液体を自宅に保管しておくことは負担になってしまいます。

また、ガソリンが劣化するため定期的な買い替えも必要です。

出力と駆動時間

ポータブル電源は発電機と比べると出力が低くいです。ソーラーパネル等もありますが天候に左右されてしまうため、基本的に貯めた分だけしか使えないので長期間の使用は苦手です。

発電機のほうが出力が大きいので、大型の家電も動かす事ができ、消費電力が大きいものも同時に使うこともできます。燃料さえあれば長時間の使用も可能です。

使用場所

ポータブル電源に内蔵されているリチウムイオン電池は低温だと正常に動作しないことがあり、-10度以下で利用すると電池残量が急激に減少する可能性があります。

発電機は燃料を燃やして発電するため、気温や湿度にあまり影響を受けず寒冷地でも使用可能です。ですが、排気ガスや臭いが発生するため屋内での使用には向いていません。

静音性

一方でポータブル電源は、使用する際に目立った音や排気ガスをださないので、夜間の住宅地や災害時の避難所など場所を選ばずに使用することができます。

発電機はエンジンを動かして発電するので、大きな駆動音が発生します。

人のいないキャンプ場や農作業で開けた場所で使用するなら問題ないのですが、近隣の迷惑を考えると使用しにくい場面が多々あります。

メンテナンス性

ポータブル電源は、自然放電が起こるため、半年に一回充電が必要になりますが、細かいメンテナンスは不要です。

発電機は可燃性の液体であるガソリンを使用するため取り扱いに注意が必要です。また、ガソリンは長期の保存に向いていない為、定期的に買い替える必要があります。

発電機自体もエンジンで発電するため、オイルの注入・補給・交換など、細かいメンテナンスが必要です。

特に、1か月以上使用しない場合は、エンジン内部に目詰まりを起こさないようのガソリンを全て抜いておく必要があり手間です。

非常用電源はいざというときに備えて定期的にメンテナンスする必要がありますが、頻繁にキャンプに行くなどの理由がないと使わずに保管しておくことも多いでしょう。

そのため手軽にメンテナンスできるものがおすすめです。

まとめ

上記のようなことから、発電機は出力や駆動時間に優れますが、静音性やメンテナンス性で劣り、人数の多い団体やイベントでの使用には向いていますがご家庭での使用には不向きです。

ポータブル電源は出力・駆動時間は限られるものの個人や家族で使うには十分ですし、静音性に優れメンテナンスも手軽です。ガソリンといった危険物を取り扱う必要もない為、子供でも使うことができます。

最後に

停電時に電気が使えるかどうかは、生活の快適さを大きく左右します。発電機とポータブル電源どちらも高額な商品になるので、ぜひみなさんの購入時の判断材料として参考にしていただければ幸いです。

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